浅草橋の飲食店のなかでも多くのサイトで高評価を獲得しているお店があります。それが食堂酒場Gracia(グラシア)
このお店ではさまざまな美味しいモノがたべられるのですが、中でも四日市名物となっている「トンテキ」は、店主のこだわりがつまりにつまった本物のトンテキとしてご紹介できる一品です。
まとめ
- 店主は三重の四日市出身、地元の名物料理トンテキを信念をもって再現している。
- 豚肉にもこだわっていて、林SPFを使用しているとのこと。
- ランチは非常に混むので時間に余裕をもってりようしましょう。
名物「トンテキ」は三重県四日市市の名物料理
グラシアには多くのおいしい料理がありますが、今回は来店する多くの方が注文するという「トンテキ」に絞って内容をお伝えいたします。
最近だとこの「トンテキ」、東京トンテキと名付けて展開しているお店もあり知らないと東京で食べられ始めたメニューかな?などと考えている人も多くいます。
実は、このトンテキというメニューは三重県四日市市の名物料理です。
四日市市では古くからこの分厚い豚肉をニンニクと共にソース味で焼きあげた「トンテキ」を食べる文化があるのです。
調べてみるとこのグラシアの店主さんも四日市の出身でした。
四日市トンテキが生まれたのは昭和30年代のことですね。「來來憲(らいらいけん)」という中華料理屋が始めたもので、僕にとっては地元のソウルフードなんです。当時の自分は小学生。親父は有名な割烹料理屋をやってました。花板から脇板まで6人ぐらいを抱えて、120席ぐらいの店でね。そんな親父だったから、來來憲の創業者さんとも懇意になって、レシピを教わってきたり、いつしか自分も連れていってもらえるようになった。勉強とか運動を頑張ったりすると、そのご褒美が來來憲だったわけです。特別なごちそうでしたね。本当に旨かった。子どもにはなかなか噛み切れなかったけど(笑)。
出典:ヒトトヒトサラ
上記の内容を見てみると、四日市出身という事実と共に恐ろしいことが書かれています。なんと、トンテキが生まれた店として有名な來來憲のレシピが伝わっている可能性もあります。
この來來憲ですが、残念なことに2019年~2020年にかけて休業がちになり、ついには廃業してしまっています。
トンテキが生まれた店の味はもう味わうことができないのです※1。お父様が知り合いという事でレシピが伝わっていたとしたら素晴らしいことですね。
※1 近隣に「まつもとの來來憲」というお店がありますが、これは來來憲の元従業員が開いたお店です。まつもとの來來憲のトンテキも素晴らしくおいしいですがトンテキが生まれた店の來來憲とは厳密には異なります。
素材はこだわって林SPFを使用 とんかつ屋と比べると恐ろしい安価で提供していて頭が下がる
全ての品々に魂はこめているとおもいますが、トンテキについては店主の出身地方の料理ということもあり、更にパワーがみなぎっているように思います。
出典:ヒトトヒトサラ
トンテキに使用している豚肉は林SPFとのことでした。
SPFポークは
S:Specific 特定の
P:Pathogen 病原体
F:Free 不在
の頭文字をとり名付けられている豚です。
母豚からも帝王切開で子豚をとりだし、
- マイコプラズマ肺炎
- トキソプラズマ感染症
- オーエスキー病
- 萎縮性鼻炎
- 豚赤痢
等の病原菌が無い状態で出産させます。
出典:林SPF公式HP
これらの病気リスクが低減されることにより、ストレスなく豚を成長させるができそれがうまさにつながっているともいわれている豚です。
昨今、この林SPF豚は人気が高まっており、特にとんかつ屋などでは多くの店が使用しています。
人気があるということは単価が上がるわけですが、グラシアのトンテキでは分厚くカットされたSPFを使っても、1,300円で食べることが出来てしまうのです。
これは他のSPFポークを使っているお店達からすると破格の値段設定じゃないかな?と密かに感動しています。
ランチの時間は非常に混み合う。時間に余裕をもって利用しましょう。
素晴らしい素材を伝統と革新のレシピによって調理するグラシアの「トンテキ」
そりゃあ人気でますよね。
ということで、ランチの時間帯は非常に混み合っていることが多いです。
トンテキを食べるんだ!と決めた日は、出来ることならば11:30分の開店に合わせて利用すると吉だとおもいます。
食堂酒場Gracia(グラシア) の店舗情報
■四日市名物のトンテキを忠実に仕上げているのはすさまじい
店名:食堂酒場Gracia(グラシア)
住所:東京都台東区浅草橋2丁目27−5
営業時間:
月曜日~金曜日 11:30~14:00 17:00~22:00
土曜日 11:30~14:00
日曜定休日
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